愛媛県社会教育研究大会が8日、松山市祝谷1丁目のエスポワール愛媛文教会館であった。社会教育委員や教育委員会の関係者ら約150人が地域に望まれる学校教育を含めた生涯学習などの在り方を考えた。
 シンポジウムは「誰もが主役で輝き続けるための社会教育の役割」がテーマ。元県社会教育委員連絡協議会長の岡山勇一さんは、松山市ではボランティア活動に取り組んでいる大学生2人が社会教育委員に就いていると説明。「委員の役割とは何だろうかと悩むこともあるだろうが、若い2人の柔軟な発想に期待している」などと語った。
 松山市久米公民館運営審議会委員長などを務める仙波英徳さんは子どもや高齢者の孤食を防ごうと7月、久米地区で始めた「ふれあい食堂」を紹介。「食を縁にしていろんな人を結びつけたい」と話した。